ベリーダンスコンペの予選に通過する方法。誰にでもできる「局地戦」で戦う。動画撮影編。
みなさん、前の記事を読んでいただけたでしょうか?
「ベリーダンスコンペのビデオ予選に5年間落ち続けた私が、たった半年間で3つのコンペファイナリストに!」
「自分が下手だからコンペの予選に通らない」と思っている人がほとんどだと思います。実は、自分のベリーダンススキルを高めていくこと以外にも、コンペの予選に通過するためにやるべきことがあったんです。シミーをしながらアンジュレーションをしたり、綺麗なアラベスクができるようになるには、自身の絶え間ぬ努力はもちろん、長い時間がかかります。これからお話することは、この記事を読んだ直後から誰でも実践できる簡単なものです。ぜひ、今日から実践してみてください。
「局地戦」でベリーダンスコンペの予選を通過する
コンペの予選はだいたい3分程度の自分が踊っている動画を提出します。
この3分間のうち、最初の30秒でいかに審査員の記憶に残るか、ということだけを考え動画の撮影をしていきました。
予選ビデオの最初の30秒で審査員の記憶に残るためにするべきこと(撮影時)
衣装を着る
先生によっては足さばきが良く見えるから、レッスン着の方がいいとアドバイスをされる場合もあると思います。こちらのアドバイスもおっしゃる通りなのですが、最初の30秒で審査員の記憶に残るためには、衣装を着て撮影することをおすすめします。衣装はアームカバー、タイツ、アクセサリーなどすべて装着しフル装備の状態です。私も実際に予選通過したビデオはすべて衣装着用でした。
フルメイクで
動画撮影の際には、衣装は着るけどメイクはしないという人も多いかと思います。メイクは絶対にした方がいいです。動画撮影ようなので、繊細なグラデーションのアイシャドウやハイライトなどは必要ありません。
・目の周りをブラックまたはネイビーのアイシャドウで真っ黒に塗る!!と
私はMACのブラックのシャドウをアイホールに塗りたくっていました。
・眉毛はイモトのように濃く、太く、長く!!
私はアイライナーペンシルでなるべく濃くなるように描いていました。
・口紅は真っ赤なものを、唇の輪郭からはみだして!!
下地で整えたり、リップライナーで唇の輪郭を整える必要なんてありません。ピンクベージュのような流行のくすみ色も却下です。普段は決して使わないような真っ赤な口紅はちふれなどの安いもので十分です。口紅を直接唇にあてて、唇の輪郭をはみ出すように塗っていきます。歯紅になっても気にしません。
・チークはガンバレルーヤのように濃く!
ぼかす必要はありません。チークを塗る場所も考えなくていいです。頬全体に塗ってください。
・ハイライトとローライトは時間があったらやってもいい
動画では絶えず動いているので、顔の陰影はそんなに気にしなくていいと思います。
携帯・デジカメの自撮りモードで鏡を見ながら踊る
可能であれば、鏡のある部屋で撮影することをおすすめします。
携帯電話の車載ホルダーの吸盤付きのものを準備します。
私はこんな感じのスマホ車載ホルダーを使っていました!
吸盤部分を鏡にくっつけて、自撮りモードで撮影します。
この時、鏡に張り付ける高さは自分の目の位置の高さが一番いいです。
動画になったときに、こちらを向いて踊っているようにも見えますし、
何よりも姿勢がよく見えます。姿勢については、コンペの審査基準になっていることも多いので、姿勢がよく見えるように撮影することは重要ポイントです。
上すぎると、下を向いてうつむきながら踊っているように見えますし、
下すぎると隠し撮りしているように見えて印象は良くありません。
また、鏡を見ながら踊ることで自分の踊っているときの状態や手の位置などを確認しながら踊ることができます。自分が笑顔で踊れているかもチェックできますね。
(予選を突破したら、本選では鏡のない舞台で審査員・観客の前で踊ることになります。この方法はあくまで予選突破の為の方法だととらえてください)
マスキングテープでバミリをする
携帯・デジカメを鏡に張り付け自撮りモードの状態で画面を確認しながら、実際に前後左右に動きどの場所で見切れるかを確認していきます。そうすると自ずと踊るスペースが分かってきます。真ん中、左右見切れないギリギリの場所を見極め、バミリをしておきます。
ここで確認したいのが、撮影している画面からはみ出でいないこと。
コンペの練習をする度に、毎回動画撮影する
コンペエントリーの1週間前から動画撮影を始める人も多いかもしれません。
私もそうでした。本気で3分の曲を踊りきるとかなり疲れます。今日はコンペエントリー動画を撮影するぞ!と意気込んでスタジオに行っても、体力も集中力も続かず、納得のいく動画はなかなか撮れませんよね。
そこで、振り付けや構成が仕上がった段階で、毎回コンペの練習をする際に最後に1,2回本気で踊って動画撮影をしてみてください。これを続けることで、少しづつ質の良いコンペのエントリー動画が撮れてきます。このことで、精神的にも余裕ができ、結果として良いパフォーマンスをすることができます。
まとめ
ここに書いてあることは当たり前のことかもしれません。
だけど、ここまでこだわっている人は多くありません。
本当に上手な人は、ここまでしなくてもアッサリ予選を通過するでしょう。
しかし、飛びぬけたレベルのダンサーは一握りです。あとのダンサーのレベルはほぼ拮抗していると言われています。
コンペ予選では、とびぬけて上手な人を追い抜かす必要はありません。自分と同等のスキルで拮抗するライバルにいかに差をつけるか、ここにこだわってみてください。
次の記事では、衣装の選び方についてです。
お楽しみに!